Fireタブレットのシステム・データバックアップ方法と復元方法についてこの記事では紹介します。
システムやデータのバックアップが必要になったり、復元が必要になる場面としては、買替えや修理交換の際がほとんどになるため、普段から使用することはない機能だと思います。
僕自身もあまり使用したことがありませんが、先日Fireタブレットのドット抜けが発生した際に交換のためにバックアップと復元をしました。
-
-
Fireタブレットでドット抜けが発生した時の対処方法と端末交換について
先日、購入したFire HD 10 Plusを2週間 ...
続きを見る
また、初期化方法については以下の記事で紹介しています。
-
-
Fireタブレットの初期化方法と事前にやっておくべきこと
この記事ではFireタブレットの ...
続きを見る
バックアップが不要なもの
以下のデータについては、Amazonアカウントで再度ログインを行えばダウンロードすることが可能なため、バックアップは不要になります。
バックアップが不要なもの
- Kindleやプライムビデオ、プライムミュージックなどのAmazonで購入したコンテンツ
システムのバックアップと復元方法
Fireタブレットの機能でバックアップする必要があるもの
以下の設定情報などを初期化した端末で復元したい場合や、新しいFireタブレット端末で復元したい場合にはバックアップを行う必要があります。
不要な場合は、バックアップの必要はありません。
Fireタブレットの機能でバックアップできるもの(システム)
- Fireの端末設定
- ネットワーク設定
- ブックマーク
- インストールされたアプリ
システムのバックアップ方法
「設定」から「端末オプション」を選択する。
「バックアップと復元」を選択する。
「バックアップと復元」を有効化する。
注意するポイントとしては、システムのバックアップは手動で取得することはできません。
週に一度、Wi-Fiに接続されたままスリープ状態になると自動で実行されるので、日頃から「バックアップと復元」はONにしておく必要があります。
ちなみにですが、初期値だとOFFになっているので注意が必要です。
システムの復元方法
システムの復元については、手動でいつ時点のものに戻すといった運用はすることができません。
システムバックアップを使用して復元が行えるのは、「新しい端末購入した際」と「初期化した際」に限られます。
データのバックアップ方法と復元方法
個別にデータのバックアップが必要になるもの
データのバックアップについてはシステムのバックアップでは復元されないため、個別にバックアップを行う必要があります。
主な対象は以下になります。(不要な場合は、バックアップの必要はありません。)
個別にデータのバックアップをする必要があるもの
- 写真や動画などのFireタブレットで撮影したデータ
- PDFファイル等のダウンロードしたデータ
- 自分で作成したドキュメント
- アプリ内のデータ
方法①SDカードを使用する
FireタブレットではmicroSDカードが使用できるので、端末本体のデータをmicroSDカードに移してしまう方法があります。
方法②別の端末に転送・クラウドストレージを使用する
個人的にお勧めな方法ですが、Fireタブレット以外の端末(スマホ、iPad、PC)やクラウドストレージにデータを転送してしまうことです。
クラウドストレージを使用することで、Fireタブレット以外の端末からデータの参照・更新が可能になるため、データの一元管理が可能になります。
詳細については、以下の記事でも紹介しています。
-
-
Fireタブレットとスマホ・PC間でファイルを送受信する方法
普段から以下の記事でも紹 ...
続きを見る
※アプリ内のデータのバックアップには対応していないので、各種アプリ内記載のデータのバックアップ方法に従ってください。
まとめ
Windowsのイメージバックアップのように全ての情報が1ファイルに集約した形でバックアップができて、復元をしたら端末の設定や画像ファイルなどの全ての情報がそのまま戻るようなことができれば便利なのですが、Fireタブレットではできません。
個人的には、日頃から必要なデータはクラウドストレージに保存しておき、初期化する際や新規で端末を購入した際はシステムバックアップで戻すだけの方が運用がシンプルだと思います。
後で慌てないためにも、日ごろから大切なデータの置き場所については考えておくことが大切です。