日頃からPCのキーボードや家電製品、オーディオ等の精密機器の汚れを落とす際には無水エタノールを使用して清掃しています。
無水エタノールは万能で上記以外でも、シール跡を奇麗にしたり、水で薄めることで消毒用エタノールとしても使用できるため、家庭に一本あるとさまざまな用途に使用できます。
この記事では、僕自身が行っている無水エタノールの使い方(PCや精密機器の清掃)をメインに紹介します。
無水エタノールでできること
- 精密機器の汚れを奇麗にできる
- シール跡を奇麗にできる
- カビを分解できる
- 水で薄めることで、消毒用のエタノールとしても使用できる
注意ポイント
- 液晶ディスプレイには使用できない(コーティングが剥がれてしまう可能性があるため)
- 素手で触らない(手荒れを起こす可能性があるため)
無水エタノールとは
無水エタノールとは、エタノールの含有量99.5vol%以上のものを指し、水分をほぼ含まない純度の高いエタノールのことです。
消毒用エタノールは、エタノールの含有量76.9~81.4vol%のため、無水エタノールに水を足してエタノール濃度を80%くらいにすれば、消毒用エタノールとして使用できます。
特徴について
揮発性が高いため、精密機器に使用できる
揮発性が高く洗浄力が高いため、水拭きができないパソコンや精密機器などの電化製品の掃除に使用できます。
電化製品以外にでも、日々の掃除の中でも使用できます。
シール跡を奇麗にできる
子供の頃に机に貼ったシールや、商品に貼り付けられているシールを剥がした際のベトベトを落とすことができます。
シールを剥がした後のベタベタは洗剤で擦ってもなかなか落とすことができませんが、無水エタノールを使用することで、簡単に落とすことができます。
カビを分解できる
カビを分解する効果があるため、お風呂場での清掃などにもよく使用されます。
使用する際の注意点
換気のできる場所で使用する
エタノールはアルコールの一種のため、引火して燃え上がる危険性があります。
そのため、換気のできる火の気のないところで使用する必要があります。
コンセントは抜いておく
PCや精密機器、家電製品に無水エタノールを使用する際は、電源を切ってからコンセントを抜き、感電しないように対策をする必要があります。
無水エタノールは素手で触らない
無水エタノールは揮発性の高い薬品のため、素手で触ると手の水分がなくなり赤くなることがあります。
そのため、直接素手で触れないようにビニール手袋などの着用をしてから、使用する必要があります。
液晶ディスプレイには使用しない
揮発性の薬品のため、電化製品等に使用できますが、液晶ディスプレイには使用しないでください。
ディスプレイのコーティング等に影響が出る場合があります。
用意するもの
無水エタノールを使用して、掃除をする際に用意するものは以下です。
用意するもの
- 無水エタノール
- ビニール手袋(素手で触らないようにするため)
- 布(汚れている場所を拭くために必要です。使い古したタオルやウエスなどでも問題ありません。)
- 綿棒(キーボードの隙間などを掃除する際に活躍します。)
- 紙コップ(無水エタノールを入れておく容器として使用します。掃除が終わった後に捨てるだけで済むので、紙コップがお勧めです。)
使用方法
PCや家電製品の掃除に使用する場合は、まず感電しないように電源を切りコンセントを抜いてから、無水エタノールを紙コップ等に移し替えます。
直接無水エタノールを布になじませても問題ありませんが、つけすぎてしまう可能性があるため、一度紙コップ等の容器にいれてから使用するようにしています。
布に無水エタノールを含ませたら、汚れている場所を擦ると汚れを落とすことができます。
細かい場所は綿棒を使用することで、隙間まで奇麗にできるのでお勧めです。
ある程度汚れが落ちたら、最後に乾いた布で拭いたら終了です。
【掃除前】
【掃除後】
まとめ
水ぶきのできないPCや精密機器の掃除には、無水エタノールを使用することで、簡単に汚れを落とすことができます。
揮発性が高く、汚れを簡単落とせる無水エタノールはものすごく便利な掃除用品です。
面白いように汚れをとることができるので、試してみてください。