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バッチファイルを使用するメリット・デメリットについて

この記事ではバッチファイルを使用するメリットとデメリットについて紹介をします。

※バッチファイルを実行できるのは、Windows用のPCのみになります。

バッチファイルのメリット

  • 単純な作業を自動化できる
  • 処理結果が毎回必ず同じになるため、人為的なミスを無くすことができる
  • タスクスケジューラーと組み合わせることで、完全な自動化ができる

バッチファイルのデメリット

  • 文法を覚えるのが大変
  • 想定している動作になるかについてテストをしなければならない

バッチファイルを使用するメリット

単純作業の自動化

単純作業がある場合は、バッチファイルを作成しておくことでクリック一つで作業を自動化することができます。

例えばですが、毎日決められた大量のファイルを所定の場所にコピーする必要がある場合はバッチファイルの中に『copy 対象ファイル コピー先』を記載するだけで自動化できます。

IF文を使えば条件分岐ができたり、for文を使用することで特定の回数ループすることも可能です。

時間指定でも実行することも可能

Windowsの標準機能であるタスクスケジューラーと組み合わせることで、決まった時刻にバッチファイルを実行することも可能です。

タスクスケジューラーと組み合わせることで完全な自動化ができるので、うっかり作業を忘れてしまう心配がありません。

人為的ミスを無くすことができる

人為的なミスを無くすことが可能です。

例えばですが人の手でファイルをコピーしたり削除したりすると間違ってしまう可能性があります。

バッチファイルを作成しておくことで決められた内容を繰り返すことができるため、人為的ミスを無くすことができます。

バッチファイルを使用するデメリット

文法を覚えるのが大変

バッチファイル作成は慣れてしまえば簡単なのですが、初心者が1から作成しようとすると少し難しく感じるかもしれません。

プログラミング程は難しくありませんが、様々な決まり事やコマンドのオプションなどを考える必要があるため、大変だと思います。

覚えてしまえば、サクッとバッチファイルを作成できるようになります。

検証する必要がある

作成したバッチファイルが想定した動作になるかについて検証する必要があります。

検証をしないで使用してしまうと誤動作で誤ってファイルを削除してしまったり、動かないなどの不具合が発生する可能性があります。

そのため、なるべく様々なパターンを想定して検証をする必要があります。

検証は少し手間な作業ですが、想定した動作になることの担保が取れれば安心して使用することができます。

まとめ

バッチファイルを時間掛けて作成し自動化するか、それとも今まで通り手動で一つ一つの操作をするかについては作業頻度と操作内容によると思います。

個人的な意見になりますが、作業頻度が多くて複雑な操作をするものだったら時間を掛けてバッチファイルを作成した方が人為的なミスや作業時間を短縮できるので、バッチファイル作成に掛けた時間以上の価値は生れると思います。

最後にまとめになりますが、バッチファイルはWindowsパソコンで使用できる便利な機能なのですが、文法やコマンドを覚えるのことに時間が掛かってしまいます。

しかし、作成方法を覚えてしまえば覚えることに掛かった時間以上に時間を有効に使えるようになります。

文法についてもプログラミングに比べたら単純なので、十分に習得可能だと思います。

また、バッチファイルの作り方については以下の記事で紹介をしています。

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