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Linuxのコマンド入力を簡単にする方法

システムエンジニアという職業柄、LINUXというOSを使用することが多々あります。

LINUXの最大の特徴はWindowsとは違い基本的にはCUI操作(コマンドでの操作)がメインになるため、苦手としている方も多くいると思います。

僕自身もタイピングが遅かったり、文字入力が苦手なので不得意なOSなのですが業務をする上で避けては通れません。

そこで本日はLINUXのコマンド入力が苦手だと感じている人に向けて、僕自身の経験をコマンドを入力を簡単にする方法について紹介します。

コマンド入力を簡単にする方法

  • よく使用するコマンドはメモ帳に残しておく
  • 補完機能の活用
  • コマンドを覚えておく

想定している環境

想定している環境はWindows10の環境から、Tera Termを使用してLINUX環境に接続することを想定しています。

コマンド入力を楽にする方法

苦手なコマンド入力を楽にする方法の紹介になります。

事前によく使用するコマンドをメモ帳に残しておく

メモ帳などによく使用するコマンドやパスなどをメモして置き、コピー&ペーストで張り付けるというものです。
フォルダパスなどをすべて1から入力するとスペルミスや誤操作の原因になるので、よく使用するフォルダパスやコマンド等はメモ帳に残しておくことで入力する手間をなくすことができます。

合わせてクリップボードも一緒に使ってみてください。

詳細は以下の記事を参照してください。

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補完機能を活用する

コマンドやファイル名を途中まで入力したところでキーボードの[Tab]キーを押すと続きが自動的に補完されます。

補完する候補が複数ある場合、候補を表示してくれるという便利な機能です。

とくに設定をしなくても、初期設定で有効になっている機能なので活用してみてください。

よく使用するコマンドは覚えておく

よく活用するコマンドやオプションは覚えておくことで、作業効率を上げる事ができます。

使用するコマンドは人それぞれだと思いますが、ここでは僕自身がよく使用するコマンドを紹介したいと思います。

現在のカレントディレクトリの表示

[pwd]と入力することで、自分が現在どこのフォルダに対して操作をしているかについて表示することができます。フォルダパスをコピーする際などに使用しています。

ファイル一覧の表示

[ls -la]と入力することで、ファイルの一覧を表示することができます。オプションで[l]と[a]を使用することで、対象のフォルダにあるすべてのファイルと権限を一覧にして表示することができます。

ファイルの中身表示

[view ファイル名]と入力することで、ファイルの中身を読み取り専用で確認することができます。[vi]でも確認することができますが、編集ができてしまうモードになるので誤操作防止のためにも[view]を使用することが多いいです。

まとめ

CUI(コマンド入力)は、ハードルが高そうに見えますが覚えてしまえば簡単です。

Windowsのように画面操作の方が簡単に思えますが、同じことを繰り返す際はコマンドで操作(コピー&ペースト)することによって操作ミスを無くすことができるため、複数のOSに対して同じ設定変更をする際は便利です。

GUIだと画面の操作をしなければいけないため、操作ミスをしてしまうことや操作手順を読み飛ばしてしまうことが考えられますが、CUI操作をすることで単純ミスを無くすことができます。

LINUXの操作が難しいなと感じている方は、是非試してみてください。

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