Windows評価版の有効期限が切れてしまっても、最大で6回まで延長できるため、この記事ではWindows評価版の有効期限を更新する方法について紹介します。
Windows評価版とは
Windows評価版とは、マイクロソフトが提供しているOSのお試し版のことで、主に以下の用途で使用します。
Windows評価版の用途
- 資格試験の勉強に使用する
- サーバー構築検証のために使用する
- 新しいOSで、動かしたいソフトウェアが正常に起動できるかの確認をする
簡単に言えば誰でも自由に使用できるため、僕自身も主にサーバー構築の検証や勉強のためによく使用しています。
注意ポイント
評価版のため、商業利用はできません。
Windows評価版は以下のサイトからダウンロードできます。
Windows評価版の有効期限は延長できる
Windows評価版の有効期限は180日間のため、約6カ月間使用できます。
有効期限が切れてしまうと1時間で自動的にシャットダウンしてしまいますが、有効期限が切れてしまったWindows評価版は、下記で紹介する方法を使用することにより、有効期限の延長が可能です。
ポイント
Windows評価版のISOファイルは、何度も再利用可能で使いまわしができます。
Windows評価版の有効期限を更新する際の注意点
インストールしたOSは、必ずオンライン(外の世界とネットワークでつながる)環境にする必要があります。
簡単に言えば、インストールしたWindows評価版でGoogleなどのWEBサイトが見える状態にする必要があり、外の世界とつながることで、自動でライセンス認証が行われ、180日間使えます。
ポイント
外の世界とつながらないオフライン環境だと有効期限が10日間になります。
オフライン環境でWindows評価版のライセンス有効期限を延長しても、10日間しか付与されません。
Windows評価版の有効期限(180日間)が過ぎた時の更新方法
Windows評価版の有効期限が切れてしまっても、最大6回まで更新できます。
ライセンスの有効期限を確認する
コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行することで、Windows評価版の残りの有効期限を確認できます。
コマンド
slmgr /dli
【有効期限が切れている状態】
【有効期限が残っている状態】
有効期限が127日ある状態です。
残りの有効期限更新回数を確認する
Windows評価版の有効期限を残り何回更新できるかについては、コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行することで確認できます。
コマンド
slmgr /dlv
コマンドの実行結果を確認すると残りのWindows刻予期限リセット可能回数が「5」になっているため、後5回延長できることが分かります。
ライセンスの有効期限更新
コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行することで、ライセンスの有効期限を延長できます。
コマンド
slmgr /rearm
注意ポイント
更新できる回数は6回なので、注意して実行してください。
更新が完了すると上記のポップアップが表示されるので、サーバーの再起動後、ライセンス有効期限が延長されます。
まとめ
今回確認をしたOSは、Windows Server2016、Windows Server2019です。
他のOSでは試したことありませんが、そこまで仕様は変わらないと思うので、WindowsのOSでしたら共通して使用できる方法だと思います。