電車での通勤時や、仕事前や終わりのカフェ、運動時など日ごろから音楽を聴いているため、ワイヤレスイヤホンは僕にとって生活に欠かせないものになっています。
仕事では以下の記事でも紹介しているShokzの骨伝導イヤホン(OpenRun Pro)をメインで使用しており、それ以外ではBOSEのQuietComfort Earbuds IIをメインで使用しています。
両者とも使用用途に合わせた使い方ができており、とくに大きな不満はなく気に入って使用していましたが、今回SOUNDPEATS様から「Air4 Pro」を使ってみないかとお声をかけていただいたので、この記事では比較を交えなら紹介します。
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お勧めポイント
- マルチポイント、ノイキャンが入っていて、1万円以下で購入できるため、コストパフォーマンスは高い
- タッチ操作のレスポンスが良いので、気持ちよく使用できる
- コンパクト設計のため、持ち運びに邪魔にならない
気になるポイント
- 付属のUSB Type-Cケーブルが短いため、使いにくい(汎用品が使用できるので、使い勝手では困っていません)
- ノイズキャンセリング性能は他メーカのものと比較すると弱い(価格を考慮すれば、十分な性能があります)
この記事は商品提供を受けて作成しています
仕様について
仕様については以下です。
仕様
- 本体操作:タッチ
- ドライバー方式:13mmダイナミックドライバー
- 再生周波数帯域:20Hz—20KHz
- 対応コーデック:aptX Lossless、aptx adaptive、aptx、AAC、SBC
- Bluetoothチップ:QCC3071
- Bluetoothバージョン:Bluetooth5.3
- 最大持続時間(単体):6.5時間
- 最大持続時間(本体):26時間
- 重量 (単体):3g
- 重量 (本体):36g
- サイズ (単体):34.4x24x20.7mm
- サイズ (本体):64x24.2x48.3mm
- 充電時間 (単体):1.5時間
- 充電時間 (本体):2時間
- 充電コネクタ:USB Type-C
- Adaptive ANC:対応
- aptx Voice:対応
- 通話ノイズリダクション:対応
- マルチポイント:対応
- 装着検出機能:対応
- 風ノイズ低減:対応
- ゲームモード:対応(88ms 低遅延)
- 専用アプリ:対応
- 防水性能:IPX4
- 発売日:2023年10月
開封
同梱品については以下です。
同梱品
- イヤホン本体
- イヤーピース(シリコン製)3ペア
- USB Type-Cケーブル
- マニュアル
使用前にすること
使用する前には、以下からSOUNDPEATSのアプリをダウンロードして、ファームウェアのアップデートをします。
Air4 Proを使用する際に、アプリがなくても使用できますが、本体ファームウェアのアップデートをすることで、機能追加や不具合の改善ができるため、更新したほうがよいです。
更新自体は簡単で、Bluetooth接続した状態でSOUNDPEATSのアプリを起動させると、アップデートがある場合、更新のポップアップが表示されるので、画面の指示に従い操作します。
使用した感想
サイズ感はコンパクト
今、メインで使用しているBOSEのQuietComfort Earbuds IIと大きさの比較をすると、一回り小さいサイズ感になっています。
大きさ的には僕が以前使用していたNUARLのN6 miniシリーズに近いため、デニムのポケットやジャケットの内ポケットなど、どこでも入れて持ち運ぶことができます。
ポケットに直接入れても膨らまない大きさ感のため、持ち運びはしやすいです。
USB Type-Cケーブルで充電できる
イヤホンケース下部には、USB Type-Cの充電端子があるので、付属のケーブル又は普段から使用しているUSB Type-Cケーブルを使用して充電可能です。
イヤホン下部には、ケースから充電するための接点があります。
気になるポイント
ワイヤレス充電には非対応
付属のケーブルの長さが短いため、以下の記事でも紹介しているCIOのL字型ケーブルを使用して充電していますが、問題なく充電できているので、付属のケーブルが短くて使いくいと感じている方は、好みのUSB Type-Cケーブルへの交換がお勧めです。
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使い心地について
イヤホンを使用する上で重要な装着感ですが、Air4 Proはスティック型を採用していることや片側わずか3g前後と軽量なため、圧迫感や装着時の不快感については、ほとんどありません。
また、イヤホンを耳に沿う形で装着できるため、見た目の圧迫感も少なくて気に入っています。
形状的に汎用的なイヤーピースも使用可能だと思うので、遮音性や密着感を求めている方はウレタン素材等のイヤーピースを使用するカスタムも可能だと思います。
また、ケースからイヤホンを取り外した瞬間にあらかじめ接続しておいた機器にすぐにつながることや、装着検出機能、マルチポイントにも対応しているため、ストレスなく使用できるので、使い勝手は高いです。
装着検出機能とは
イヤホンの着脱時に、音楽や動画などを自動で再生/停止ができる機能
マルチポイントとは
Air4 Proの場合、2台の機器と同時にBluetooth接続できます。動作の挙動としては後から再生した方の音声が優先して再生され、別の機器で再生していた音声は停止する仕様になっています。(動画の再生をしていた場合は、動画が停止します)
音質について
パワフルな低音再生が特長なダイナミックドライバーが搭載されており、口径も13mmと比較的大きいものが搭載されています。
素人なため、音を表現するのは難しいですが、BOSEのようなドンシャリ系ではなく、少し柔らかめな音質のため、長時間聞いていても疲れにくいイヤホンです。
何か特徴がある音質ではありませんが、万人受けする音質であることや1万円以下で購入できることを考えれば十分満足できる音質だと思います。
主にイヤホンを使用するのは、通勤時の電車の中ですが、Adaptive ANC(ノイズキャンセリング)があるため、電車の走行音を低減してくれますが、他のイヤホンと比較してしまうと静音性能はそこまでは高くないです。
価格を考慮したり、日常使いでは十分なノイズキャンセリング性能がありますが、改善するなら、もともとの遮音性は高くないため、イヤーピースを遮音性の高いものに変更すればノイズキャンセリング性能は改善すると思います。
CVCノイズキャンセリングについては、普段からイヤホンを使用して通話することはないため、性能は分かりませんが、他の人のレビューなどをみると一般的な性能だと思います。
Adaptive ANCとは
イヤホンの装着状態やユーザーの耳の形状に合わせて、周りの騒音を自動的かつ継続的に微調整する機能
CVCノイズキャンセリングとは
通話相手に走行時の風切り音低減や、電車の走行音等を伝えないようにするための機能
アプリのUIがシンプルで分かりやすい
イヤホン本体をタップすることで、各種操作ができるため、ほとんどアプリを使用することはありませんが、アプリのUIについてはシンプルで分かりやすいので使い勝手はよいと思います。
注意ポイント
イヤホン本体のファームウェアアップデートには、アプリが必要になります。
まとめ
SOUNDPEATSの「Air4 Pro」ですが、1万円以下で購入できる完全ワイヤレスイヤホンとしてはお勧めです。
正直なところ、1万円以上のイヤホンと比較をしてしまうと音の差を感じるかもしれませんが、それ以上に使いたい時にすぐに接続ができて、操作時のレスポンスが良いこと、マルチポイントの切換えがスムーズであること等、日常での使い勝手を考えた時に困ることはなかったので、この価格帯でここまでできるのは驚きました。
1万円以下でイヤホン選びをするなら、候補の中に入る1台だと思います。