令和の時代に20年以上も前に発売された初期型のチェキ(instax mini 10)を購入しました。
購入したきっかけは、たまたま立ち寄ったカメラ屋で880円で売られており、1ヵ月保証もついていたため、ダメ元で使ってみようと思ったからです。
普段からフィルムカメラを使用していますが、今までチェキは使用したことがなかったので、使い方も含めて以前から興味がありました。
最近のチェキはBluetoothでスマホ連動ができるため、撮影した画像の送受信が可能ですが、instax mini 10は1998年発売の製品のため、フィルムへの現像しかできません。
そのため、アナログなシンプルなカメラです。
アナログにはアナログの良さがあると思い、この記事では初期型のチェキ(instax mini 10)について紹介します。
お勧めポイント
- 安く購入できる。(中古相場で2000円前後)
- その場でプリントされるので、すぐに撮った写真を確認できる
- 簡単にエモい写真を撮影できる
- デザインが可愛い
気になるポイント
- instax mini 10はフラッシュをオフにできないので、使用できる場所が限られる
- ランニングコストは高い
- データとして取り込む(スマートフォンやPCへの転送)ためには、一工夫必要
仕様について
仕様については以下です。
仕様
- レンズ:沈胴式フジノンレンズ 3群3枚構成 60mm F12.7
- 画面サイズ:62×46mm
- ファインダー:実像式ファインダー0.45倍
- 距離調整:電動二点切り替え式(0.6~3m/3m~∞)
- リチウム電池:CR123A 2本
- 大きさ:119×113×58mm
- 重量:335g
使ってみた感想
操作がシンプルで使いやすい
操作するボタンが少ないので、シンプルな操作で写真撮影できます。
操作できる設定が少ないため、F値やシャッタースピードなどの細かい設定はできませんが、その分誰でも扱いやすいカメラになっており、やることとしては、フィルムをセットしたら、FOCUSINGで撮影距離の設定をして、シャッターを切るだけです。
最近のデジタルカメラのように細かな設定を必要としないところが、アナログカメラの良さでもあると思います。
標準的なレンズ
焦点距離が60mmなので若干中途半端な感じもしますが、標準的な焦点距離のレンズが使われているので、日常使いには使いやすい焦点距離のレンズです。
僕は普段から50mm単焦点のレンズをよく使用して撮影をしているので、違和感なく使用できました。
その場で写真を渡すことができる
チェキの最大の特徴が、その場ですぐに現像できることだと思います。
フィルムカメラと比べると現像する手間がなく、結婚式などのイベントで撮った写真をその場で共有したい時には便利で、余白にはメッセージを書くことができるので、特別な演出をすることも可能です。
最近はスマートフォンで写真を撮ることが主流ですが、撮影した写真にメッセージを書いて渡せるアナログなりの良さが、チェキにはあります。
ランニングコストは高い
種類にもよりますが、10枚入りで800円前後するので、1枚あたり約80円のコストが掛かります。
フィルムカメラで使用する一般的な35mmのフィルムだと36枚撮影できて800円前後なので、単純計算で3倍以上の価格差があります。(現像代を含めると36枚で1600円前後)
そのため、ランニングコストについては、正直高いと思います。
データ化するのに少し手間がかかる
チェキはアナログカメラなので、友人との写真共有やSNSに投稿するためには、以下の方法を使用してデータ化する必要があるので、若干手間が発生します。
チェキをデータ化する方法
- スマートフォンやタブレットに専用のアプリをインストールしてスキャンする
- スキャナーを使用する
スマートフォンやタブレットに専用アプリをインストールしてスキャンする方法については、以下の記事で紹介しています。
-
「フォトスキャンbyGoogle フォト」を使用してチェキや印刷された写真をデータ化する方法
先日以下の記事でも紹介していますが、instax mini 10を購入してチェキを使い始めました。 35㎜のフィルムカメラとは違いネガフィルムはなく、現像された状態で撮影した写真が出力されます。 その ...
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バランスが悪い
チェキを収納する際に縦ようとすると底面が平らではないので、少しバランスが悪いため、倒さないためにも収納時は縦ではなく横にしておいた方がよいです。
現行機種だと底面がフラットなので倒れる心配は少ないですが、初代なので仕方のないポイントです。
注意するポイント
フラッシュをオフにできない
注意するポイントとしては、instax mini 10はフラッシュをオフにできないため、フラッシュ禁止場所やペットに対して使用できません。
そのため、フラッシュをオフにして使用する可能性がある場合は、フラッシュのオン・オフができる別のモデルを購入する必要があります。
電池が特殊(CR123A)
instax mini 10で使用する電池は「CR123A」になるため、一般的な単三電池などとは違い、入手できる場所が限られます。
以前はフィルムカメラなどで使用されていたため、取り扱っている店舗は多かったですが、最近は充電式のバッテリーが一般的になってきたので、家電量販店でも取り扱っていない店舗が増えてきました。
入手性が極めて悪いので、Amazonや楽天などで購入する必要があるため、必要な時に電池切れにならないように常に予備を用意しておくことがお勧めです。
まとめ
以前から興味のあったチェキをたまたま安く購入できて使用してみた結果、フィルムカメラやスマートフォンの画とは全く違う写真が撮影できるので、すごく面白いです。
また、フィルムカメラとは違い、撮影したその場で現像されるため、直ぐに撮影した写真を確認できることも新鮮でした。
もし、気になった方は中古だと安く購入できるので、試してみてください。