最近は自宅で仕事をすることも多くなり、少しでも快適に過ごしたいという思いから、Hyperのドッキングステーション HyperDrive Gen2 12ポートを購入しました。
この商品はパソコン等の接続したい機器のUSB Type-C端子に接続することで、HDMIやDisplayPortによる外部出力や100W給電(実際は85W)をすることができます。
つまり、複数のノートパソコンを使用する際にUSB Type-Cケーブル1本の差し替えだけで、外部出力と給電ができる商品になります。
現在メインモニターとして使用しているLGの43UN700T-B でも、直接モニターにUSB Type-Cケーブルを接続して映像出力と給電を行えるのですが、60Wまでしか対応していないため、高負荷時は給電していてもバッテリーが減ってしまうことがありました。
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また、一眼レフカメラで撮影した画像を本体に取り込み際にSDカードリーダを使用していて、毎回の脱着作業も手間だと感じていることもあり、機能面や価格を考えて今回HyperDrive Gen2 12ポートを導入することにしました。
この記事では実際に使用した感想などを紹介します。
お勧めポイント
- USB Type-Cケーブル1本で外部出力と給電を行うことができる
- 4K出力に対応している
- 最大で85Wの給電に対応している
- デザインが無骨でカッコイイ
- コンパクトなので置き場所をとらない
- 代理店が日本企業なので、何かあった際の問い合わせや不具合時のサポートをしてもらうことができる
気になるポイント
- 別途USB Type-Cのケーブルと充電器を用意する必要がある
仕様について
製品の仕様については以下になります。
仕様
- サイズ:10.7 x 4.3 x 8.9 cm;
- 重量:480 g
- SD UHS-II:300MB/s
- MicroSD UHS-II:300MB/s
- オーディオジャック:3.5mm
- USB-A 10Gbps GEN2:2ポート
- HDMI 4K60Hz HDR :2ポート
- DisplayPort 4K60Hz:1ポート
- USB-C Power Delivery :100W
- USB-A 2.0 :2ポート
- Gigabit Ethernet:対応
開封
パッケージは全体的にシンプルで洗礼された印象です。
この商品は、HYPERというカリフォルニアある会社の商品なのですが、日本での販売元がロア・インターナショナルという企業です。
代理店を経由して発売されているためか、日本語の説明シールが元々のパッケージの上から貼ってあります。
分かりやすい説明になっているので、この時点でとても好感度は高いです。
同梱品については以下になります。
注意ポイントとしては電源が付属しないので、別途USB Type-Cのケーブルと充電器を購入する必要があります。
同梱品
- 本体
- 取扱い説明書
- 保証書
使用した感想
USB Type-Cケーブル1本で給電と映像出力ができる
HyperDrive Gen2の特徴は接続機器側にUSB Type-Cのケーブルを一本刺すだけで、給電とディスプレイへの外部出力を行える点です。
僕はプライベートと仕事で複数のノートパソコンを使い分けていて、パソコンを切替えるために充電ケーブルやHDMIケーブルなどの複数のケーブルを毎回繋ぎなおさなければいけなったのですが、HyperDrive Gen2を購入してからは1本のケーブルの抜差しで済むようになったのですごく便利になりました。
フロント側のインターフェース
フロント側のインターフェースは、以下になります。
インターフェース
- Micro SD
- SD
- 3.5mm オーディオジャック
- USB-A 10Gbps GEN2:2ポート
主に日常的に抜き際しを行う、SDカードスロットやUSB Aポートの接続端子があります。
使用していて良かったと思うことについては、Micro SDカードと一般的なSDカードを同時に使用することができる点です。
最近はiPhoneに買い替えを行ってしまったため、Micro SDカードを使用する機会は減ってしまったのですが、昔のスマートフォンのデータをデータ移行する際に役に立ちました。
注意するポイントとしては、Micro SDカードとSDカードの刺す向きが違うので使用する際は気を付けてください。
リア側のインターフェース
リア側のインターフェースは、以下になります。
インターフェース
- HDMI 4K60Hz HDR :2ポート
- DisplayPort 4K60Hz:1ポート
- USB-C Power Delivery :100W
- USB-A 2.0 :2ポート
- Gigabit Ethernet
リア側のインターフェースは、映像出力用の端子やUSB Type-Cを使用した給電をするための端子がメインになります。
僕の場合は、主にUSB Type-C端子とHDMI端子しか使用していません。
Windowsパソコンの場合はHDMI2ポートとDisplayPortを使用することによって同時に3画面までの出力が可能ですが、MacOSの場合は1台の画面までしか画面出力がサポートされないようです。
画面出力の際の仕様について(Windows)
- ディスプレィ1台の場合:4K60Hz
- ディスプレィ2台の場合:4K30Hz+4K30Hz
- ディスプレィ3台の場合:4K30Hz+4K30Hz+1080P
上記の仕様になってしまうので、実質的に使用でできるのは2画面までだと思います。
USB PDの充電器は別途購入する必要がある
HyperDrive Gen2には電源が付属しないので、別途USB Type-C用の充電器とケーブルを購入する必要があります。
HyperDrive Gen2 は100Wの入力に対応していますが、本体側で15W消費してしまうので実質的には最大85Wで接続している機器を充電することができます。
本体で15W消費してしまうことを考えると個人的には90W以上の給電に対応したUSB Type-C用の充電器とケーブルが必要になると思い、 合わせてHypprのUSB Type-C(PD対応)100W充電器(HPPC001)を購入しました。
そうすることで、パソコン側に最大約85Wで給電が行えるようにしています。
注意するポイントとしては、90W以上の充電器になると価格が4000円前後してしまいケーブルを含めると5000円前後の出費になってしまいます。
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まとめ
ノートパソコンをメインで使用している方で、自宅では外部ディスプレイに出力して使用したい方にはお勧めできる製品だと思います。
USB Type-Cケーブル1本差すだけで給電と外部出力、SDカードの読み込みまで行うことができるので便利に活用することができています。
デザインについても非常にコンパクトでデスクのスペースを取らない点も気に入っている点の1つです。