先日「IT業界で働くためにはプログラミングスキルが必要なのか」について大学の後輩に聞かれ、思うことがあったのでこの記事を作ることにしました。
これからIT業界を目指す就活生や転職したい人の参考になればと思います。
僕自身、文系学部からシステムエンジニアになりましたが、研修以外でプログラミンをした経験がないので、「必ず必要になる訳ではない」が答えになります。
プログラミングが必ず必要ではなない理由
- 会社の方針によって違うから
- インフラ系のエンジニアの場合はプログラミングをしないから
プログラミングスキルの必要性について
入社する会社によって方針が違うから
IT業界はピラミット構造になっており1次受けから多いいと5次受けまであります。
1次受けや2次受けの企業に入社すると設計や工程管理、顧客調整の仕事がメインになるため、ほとんどプログラミングをする機会はありません。
会社の方針として入社した数年間はプログラミングに触れる機会があるかもしれませんが、間違いなく年数が経過するにつれてプログラミングをする機会は減っていきます。
逆を言えば、下請けの企業ほどプログラミングがメインになります。
1次受けや2次受けの企業の場合、工数の見積もりや設計をするために多少なりともプログラミングの知識は必要になりますが、そこまで必要ではありません。
幅広く、凡そのことが分かっていれば良いというイメージで、仮に分からないことで自分で調べて理解できる能力があればやっていくことができます。
3次受け以降の企業になってくるとマネジメントというより、プログラミングがメインになってくるため、1次受けや2次受けの企業よりも3次受け以降の企業の方が技術力が高いことがよくあります。
インフラ系エンジニアの場合
OSの設定やサーバ・ネットワークスイッチなどのハード系の構築を担当するインフラ系エンジニアになる場合は、ゼロではありませんがプログラミングの知識は必要ありません。
OS上で動くアプリを考慮した設計をするために、多少なりともプログラミングの基礎は必要になりますが、必要かと言われれば必要ではありません。
ただし、運用や定期的な処理を実行するために必要なバッチファイルや、シェルの作成などはあります。
まとめ
IT業界に就職するからといって、必ずしもプログラミングができる必要はありませんが、できた方が有利です。
一方で私のようにプログラミングができない人もたくさんいます。
大事なのは、IT業界に入ってどんなことを実現したいかで、それを実現するための手段の一つとしてプログラミングがあるのだと思います。
当然の話になりますが、1次受けや2次受けの企業の方が3次受け以降の企業よりも待遇が良いことがほとんどです。
これはIT業界のピラミット構造のため仕方無いことですが、3次受け以降の企業でも実務経験を通して高い技術力を身に着けることができるので上位企業への転職は可能だと思います。
僕もそうですが、常に最新の技術動向に注視し、学習を続けたり経験を積む事がこのIT業界で成功する秘訣だと思います。