ミラーレスカメラや一眼レフカメラで撮影した写真や動画のデータを今まではNASにバックアップしていましたが、HDDスタンドを使用して直接HDDにバックアップする運用に変更しました。
そのために購入したHDDスタンドについては、以下の記事で紹介しています。
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この記事では、大切なデータのバックアップをNASからHDDスタンドに切替えを行った理由について紹介するので、NASを購入するかHDDスタンドを購入するかについて迷っている人の参考になればと思います。
NASの使用が向いている場合
- タブレットやスマートフォン等の複数端末からHDDにアクセスを行う場合
- 複数人で同じHDDにアクセスを行う必要がある場合
HDDスタンドの使用が向いている場合
- 複数端末からのアクセスがなく、特定のパソコン1台からのアクセスがメインになる場合
- 複数のHDDを用途毎に使い分ける必要がある場合
NASからHDDスタンドに変更した理由
NASだと起動するまでに時間がかかる
今までQNAP(TS-231P)のNASを使用していましたが、起動するまでに数分待たされるため、使いたい時にすぐに使用できないことがストレスでした。
内部的にOS(Linux)が動くため、通常のパソコンのように起動が完了するまで待ち時間が発生します。
NASなので通常は連続起動させての運用が前提になるので仕方のない部分ですが、普段から毎日NASを使用する訳ではないため、電気代等の問題から使用する時のみ起動するようにしていました。
そのため、僕自身の使い方とNASの用途が合っていませんでした。
アップデートが大変
NASは内部的にOS(Linux)が起動するので、セキュリティ対策のために定期的にアップデートをする必要があります。
アップデート事体は自動更新なので難易度は高くありませんが、アップデートが完了するまでNASが使用できなかったり、アップデート後の不具合等により、今まで使用できていた機能が使用できなくなってしまうこともありました。
HDDスタンドだったら、データ制御は全て自分の使用しているパソコン側で行うため、管理が簡単というメリットがあります。
HDDの交換を簡単にしたかった
写真や動画が増えるとHDDの容量が足りなくなってきます。
今まで使用していたNASのQNAP(TS-231P)は、2つのHDDを取り付けることができましたが、容量が足りなくなってしまいました。
HDDスタンドだったらHDDの抜差しが簡単なため、HDDを気軽に交換できますが、NASの場合だと一旦シャットダウンさせてからHDDを交換して、再び起動させる手間があるため、複数のHDDを使用している人は簡単に交換できるHDDスタンドがお勧めです。
NASの使用が向いている場合
タブレットやスマートフォンからNASにあるデータを操作したい場合
パソコン以外のタブレットやスマートフォンから画像や動画のアップロードをしたり、閲覧を行いたい場合はNASがお勧めです。
HDDスタンドはパソコンからの接続を主としており、複数からのアクセスには対応していないため、HDDに対して同時に複数端末からアクセスを行いたい場合は、NASの使用がお勧めです。
複数人で使用する場合
家族や会社などで複数人で使用する場合は、NASを使用する事でデータへの同時アクセスが可能になり、フォルダごとにアクセス権を設定して管理できるので、お勧めです。
HDDスタンドの使用が向いている場合
特定のパソコン1台からの使用がメインになる場合
HDDへのアクセスを行うのが特定のパソコン1台からになる場合は、HDDスタンドで十分だと思います。
HDDスタンドの方がNASのアップデート管理や電気代、起動の待ち時間がないため、スムーズに使用できることや、USBケーブル等の有線ケーブルでの接続になるため、安定した通信を確保した状態で接続できるメリットもあります。
まとめ
結論から言えば、複数人や複数端末から同時にHDDにアクセスをする可能性がある場合はNASを選択し、個人での利用が中心で主に特定のパソコンからのアクセスがメインになる場合は、HDDスタンドの方が管理が楽になるので。お勧めです。
使用用途によって、NASを使用するかHDDスタンドを使用するかを選択することが大切です。