
USB PD(USB Power Delivery)が普及してから10年以上が経ち、かつてのように重いACアダプタを持ち歩く必要はなくなりました。各社独自の充電端子による汎用性の低さといった課題も解消され、今では1台の充電器でノートPCやスマホ、各種ガジェットをまとめて充電できるようになり、とても便利になっています。
これまでUSB PDを使用したノートPCの給電は50W前後が一般的でしたが、近年はゲーミングPCやクリエイター向けノートPCの需要が高まり、100W以上の給電を必要とするモデルも珍しくありません。
私がプライベートでメイン使用しているノートPCは、以前の記事でも紹介したASUS Zenbook 14X OLED UX3404VAで、最大90W給電に対応しています。そのため、これまで100W以上の充電器が必要になる場面はありませんでしたが、今回PHYSCEの4ポート同時充電・最大140W給電対応充電器(RGB Eco Fast Charger 140W)を試す機会をいただいたので、本記事ではその使用感を紹介します。
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お勧めポイント
- 最大140W給電に対応しているのでゲーミングPCやクリエイター向けのPCにも対応している
- 最大4デバイスの同時給電に対応している
- USB Type-A端子も使用できる(古いウォークマンやiPod等の給電にも使用可能)
- 日本メーカーのため、不具合時も日本語で問い合わせ可能(安心できる)
- 本体の質感が高く、高級感がある
気になるポイント
・他社製品と比較すると価格は高め(製品の質感や品質は高いので他社品と単純比較はできない)
・RGBライト搭載により充電器が光るので使用者によって好みが分かれる(オフにできる)
この記事は商品提供を受けて作成しています
仕様について
仕様については以下です。
仕様
- サイズ:約81.4×75×29mm(プラグ部除く)
- 重さ:約298g
- ポート構成:USB-C x 3 USB-A x 1
- 入力:100-240VAC, 50/60Hz, 2.2A
- 対応充電規格(USB-C1/USB-C2):PD3.2 AVS・PD3.1・PD3.0 PPS・PD2.0・QC3.0・QC2.0・BC1.2・Samsung 2.0A・Apple 2.4A・AFC・PE2.0・PE1.0・FCP
- 対応充電規格(USB-C3):PD3.0 PPS・PD2.0・QC3.0・QC2.0・FCP・BC1.2・Samsung 2.0A・Apple 2.4A・AFC
- 対応充電規格(USB-A):QC3.0・QC2.0・BC1.2・Samsung 2.0A・Apple 2.4A・FCP・AFC
- 最大出力:140W
開封


同梱品については以下です。
同梱品
- 充電器本体
- 取扱説明書
使用した感想
最大140W給電に対応

普段140Wで給電することはありませんが、仕事で複数のPCを同時に使う場面があり、その際はこれまで充電器を分けていました。RGB Eco Fast Charger 140Wを使うことで充電器を1台にまとめられ、2ポート同時使用時でも最大120Wの給電が可能なため、ハイエンド機でなければ十分な余力があります。結果としてデスク周りの充電器を1つ減らせ、見た目も少しすっきりしました。
4ポート構成のため、複数デバイスを同時充電可能

4ポート同時充電に対応しているため、複数のガジェットを同時に充電したい場面でも本製品だけで済み、とても便利です。ただし各ポートの給電ワット数は異なるため、用途に応じた使い分けが必要になります。そこで、4ポートを同時に使うときは主に以下のように使い分けています。
使い分けのポイント
USB C1:65W(ノートPCの給電に使用)
USB C2:30W(スマートフォンの給電に使用)
USB C3,A1:10W(キーボードやマウス、ワイヤレスイヤホンなどの給電に使用)
RGBライトにより給電状態が分かる

RGB Eco Fast Charger 140Wの特徴の一つとして、側面にRGBライトが搭載されており、色の光り方で充電出力の状態が分かるようになっています。充電のたびに細かく確認するものではありませんが、充電がうまくいかないときの目安にはなりそうです。ただ個人的には色の光り方を覚えておけないため、毎回マニュアルで確認するのは手間に感じました。この点は、色表示ではなくデジタル表示で出力ワット数を確認できたほうが使い勝手が良いと感じます。

RGBライトが気になる場合は、ボタンをシングルクリックしてON/OFFを切り替えられます。ただし電源プラグを抜くと設定が初期状態に戻るため、ライトを消したいときは毎回ボタンを押す必要があり手間です。私は自宅で常に電源タップに接続したまま運用しているため特に気になりませんが、職場の共有スペースなどで使う場合は光が気になるかもしれません。
また、ボタンを約1.5秒長押しするとBatteryEcoモードのオン/オフを切り替えられます。
BatteryEcoモードとは
各ポートの出力が最大5Wに制限され、接続機器と充電器本体の発熱を抑えられるモード
サイズが大きめなので自宅利用がメイン

RGB Eco Fast Charger 140Wは140W給電に対応している分、重量が約300gとやや重く、本体サイズも大きめです。外出先で140Wの給電が必要ない場合はオーバースペックになるので、私は外出時には65W対応のコンパクトな充電器を使い分けています。そのため本製品は自宅での使用がメインになりますが、自宅で複数機器をまとめて充電できるので便利です。
日本企業のため、問合わせができる
充電器や充電ケーブルはAnkerやUGREENなど海外メーカーの製品を普段からよく使っていますが、PHYSCEは日本メーカーである点が特徴です。トラブルや問い合わせが発生した際に日本語で対応してもらえるのは安心材料になります。海外メーカーでも日本法人がありサポートが手厚いところはありますが、安価な製品の中には「売りっぱなし」でサポートが手薄な場合もあるため、国内メーカーであることは選択時の大きなメリットです。
まだ店頭で見かけたことはありませんが、ヨドバシカメラやビックカメラでPHYSCE製品を取り扱っていることから、一定の販売基準を満たしていることや実物を店頭で確認できる点も安心につながると思います。
まとめ
RGB Eco Fast Charger 140Wは、最大140W出力と4ポート同時充電に対応することで、ゲーミングPCやクリエイター向けノートPCを含む高出力機器と複数デバイスの給電を一台でまかなえる点が最大の魅力です。2ポート同時使用で最大120Wが出るため、複数のPCを同時に使うワークスタイルでも充電器をまとめられ、デスク周りがすっきりします。
私の場合は、本体約300gとやや大きめで、外出時に常時持ち歩くにはオーバースペックのため、外出用には65Wクラスのコンパクトモデルと使い分けています。また、RGBライトや価格面は好みや予算によって評価が分かれるポイントです。
国内メーカーであるため日本語サポートが受けられる点や、家電量販店での取り扱いがあることは安心材料になります。自宅での作業で複数機器を効率よく充電したい人、あるいは高出力を必要とするノートPCを使う人には、実用性の高い選択肢だと思います。